もっと知りたい在宅医療

かかりつけ医として治療方針を決定し、患者さんや家族に病状の説明等をします。定期的に患者さんの自宅を訪問して診察や治療を行い、在宅医療に関わる医療関係者に適切な指示を出す中心的な役割を担っています。

通院が困難な患者さんのために、自宅を訪問してむし歯や歯周病の治療、入れ歯の調整、口腔ケアのアドバイスなどをします。生きる基本となる「食べる」ことをサポートし、食に関するストレスの軽減を行います。

定期的に患者さんを訪問し、病状や健康状態をチェックします。医師の指示のもと医療的処置や服薬管理、リハビリテーションをサポートし、患者さんと家族が安心して療養できるよう心身の健康をサポートします。

歯科医師の指示のもと、患者さんの口腔内や歯の清掃、口腔機能の回復・維持に関するサポートを行います。口腔内を清潔に保つことで誤嚥性肺炎などの感染症を防ぎ、患者さんの生活の質の向上につなげます。

患者さんの自宅を訪問し、薬の提供や服薬指導をします。飲み合わせや副作用の確認、薬を飲みやすくする（粉状にする、数種類を一包にまとめる）アドバイス、お薬カレンダーを使って飲み忘れ防止もサポートします。

介護が必要な患者さんの心身の状況に合わせたケアプランを策定し、各種サービス（訪問看護、薬剤管理、リハビリ、デイサービスなど）を受けられるよう市町村・サービス事業者・施設等との連絡や調整を行います。ケアマネジャーは正式には介護支援専門員と言います。

立つ・座る・歩くなどの基本動作能力の回復や維持、障害の悪化を予防または改善を目指して、運動・温熱・電気・マッサージ等の物理的手段を用いた医学的リハビリテーションを行います。

立つ・座るなどの基本的な動作や、食事・トイレなどの生活動作を維持するために、医師やケアマネジャーと共にリハビリテーションのプログラムを作成。手すりの設置や段差の改修といった環境調整についてもアドバイスをします。

言語やコミュニケーション、食べ物や液体を飲み込む嚥下機能に障害がある患者さんに対して、障害の原因を調べる検査やヒアリングを行って機能を回復するためのリハビリテーションや補聴器の適合訓練などをします。

福祉サービスや制度を利用した解決策の提案・手配・調整を行います。主に社会福祉協議会や福祉施設、地域包括支援センター、病院などに所属し、退院後に在宅医療が必要な場合は、前もって関連機関と連携調整をします。

専門的な知識・技術で、食事・入浴・トイレの介助などの身体的介護、食事の準備や掃除などの生活援助、一部の医療的な処置やリハビリテーションのサポートをします。また家族に対して生活に関するアドバイスも行います。

患者さんが自宅で日常生活を送るために、食事の調理や配膳、入浴や着替えの手伝い、掃除や洗濯、買い物などを行います。また、家族が外出する間に患者さんの世話をするなど、家族の介護の負担を軽減します。ヘルパーは正式には訪問介護員と言います。

患者さんの健康状態や治療方針に合わせて栄養管理計画を立て、適切な食事や栄養を摂る方法をアドバイスします。必要に応じて栄養補助食品や栄養剤を選び、患者さんや家族に対して正しい知識・情報を提供します。

認知機能を確認し、適切なリハビリテーションやトレーニングを提供。サポートグループの主催や紹介もします。また、患者さんや家族とのカウンセリングを通じて、感情面の支援や問題解決も行います。